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【塾講師】中学英語基礎講座 5文型

こんにちは、Wideneckerです。
8月も間もなく終わろうとしています。今朝は空気がひんやりしている気がします。
このまま秋に・・・と思いたいところですが、残暑もあるでしょうし、台風シーズンにも突入します。
何事もなく過ごせることが一番だと、切に願っています。

さて、前回に引き続き、中学生の英語学習について触れていきます。
前回の記事はこちら。

英文を構成する要素は、以下の5つです。

S Subject 主語  V Verb 動詞  O Object 目的語  C Complement  M Modifier 修飾語
これらの要素の組み合わせが、大きく分けて5つに分類されます。
どうしても日本語訳をベースに考えてしまいますが、この知識を習得すると、大幅な英語力アップにつながります。

POINT 文型を考えるときは、以下の点に注意をしてください。
★ 時制は、文型には関係がない → 進行形・完了形などは、現在時制に戻して考えると分かりやすい。
★ 前置詞から後ろは、M(修飾語)なので、カットする。ただし、look at や listen to などの「群動詞」は、1つの動詞として考える。

  • 第1文型 SV
    I go.
    She is swimming.
    There is a pen on the desk. → there は、副詞なので、M扱い。 onから後ろをカットすると、順序は逆ですが、SVしか残りませんね。

  • 第2文系 SVC
    補語(C)は、他の単語と=で結ばれる性質があります。第2文型では、主語との=が成立します。
    また、補語になれる品詞には、名詞(的なもの)と形容詞(的なもの)があります。
    You are my friend.
    She was very tired.
    Ken looks sad. → 一般動詞の中にも、第2文型になるものがあります。その見分けは、be動詞に置き換えても意味が通じるかどうかです。 Ken is sad. 問題ないですね。

  • 第3文系 SVO
    目的語は、一般動詞の後ろにつき、「~を」に当たる部分です。(厳密には、~をの部分は、動詞に含まれるのですが・・・)
    目的語になれる品詞は、名詞(的なもの)です。不定詞・動名詞・名詞節など、多数のパーツがくっつくので、実は厄介です。補語と異なり、他の単語と=関係にはなりません。
    You watch TV.
    I like to play tennis. → 不定詞の名詞的用法が目的語になっている。
    My mother knew that I wanted a new bike. → 接続詞that以下の名詞節が目的語になっている。

  • 第4文型 SVOO
    一般動詞の後ろに、目的語が2つくっついています。別名【ひと・もの動詞】と呼ぶこともあります。
    I gave my sister an old book. 私は、「妹に」「古い本を」あげた。
    My father made me lunch. 父は、「私に」「昼食を」作った。

  • 第5文系 SVOC
    一般動詞の後ろに、目的語と補語が1つずつくっついています。そして、O=Cの関係が成立します。
    We call that boy Ken-chan. 私たちは、あの男の子をけんちゃんと呼ぶ。
    You must keep your room clean. あなたは、部屋をきれいなままにしなければならない。
    The news made me surprised. その知らせは、私を驚かせました。

Widenecker
Widenecker

文構造を把握することができると、語順整序問題や英作文に強くなれます。

どの品詞が、どの要素になれるかも、重要なポイントです。

実戦問題 文型の入れ替え

文型同士の入れ替え問題は、定期テスト・模擬試験・入試問題で頻出です。日本語訳で考えると、やや強引な書き換えもありますが💦

(例1)He can play soccer well. → He is a (   )(   )(   ).

(例2)There is a large park in our city. → Our city has (   )(   )(   )

(例3)I became happy to hear the news. → The news (   )(   )(   ).

(例4)She teaches us English.→ She teaches English (   )(   ).

Widenecker
Widenecker

どうでしょう? いくつ正解できますか?

(例1)He can play soccer well. → He is a good tennis player.
上手にすることができる → 良い選手 という考え方ですね。動詞から、「人」を表す言葉への変換を覚えましょう。
run : runner swim : swimmer speak : speaker ※楽器演奏者は、pianist guitarist など。

(例2)There is a large park in our city. → Our city has a large park.
inが、「~の中」ではなく「~に」という意味で使われている場合、haveを用いた第3文型に置き換えられます。
このような無生物主語の文は、日本語には少ないので、苦手とする人が多いです。

(例3)I became happy to hear the news. → The news made me happy.
これも、無生物主語を使った、第5文型への書き換えです。
直訳すると、「そのニュースは私を幸せ(な状態)にした。」となります。

(例4)She teaches us English.→ She teaches English to us.

第4文型と第3文型の入れ替え問題です。この時のポイントは、「前置詞」の選択です。
to / for / of の3つを覚えましょう。
to 目の前に相手が必要
for 目の前に相手が不要  make / buy / cook
of  askのみ   He asked some questions of me.

中学の授業では、各文型がバラバラに出てくるので、「5文型」という1つの単元として扱うことはレアケースです。
英作文の添削をしていると、文型が崩れているものが多数見受けられます。
しっかりと復習をしましょう。

では、また!